お葬式から数週間後に四十九日という法要があります。この法要をもって遺骨をお墓に埋葬し、死者が成仏されたとします。そしてこの翌日から2週間ほどの間にお葬式で香典を渡してくれた人に対して香典返しをするのが一般的な儀礼だとされます。
ただし一部では後日お返しを嫌ってお葬式の当日に渡してる場合も多々存在しています。その返しでは香典を渡された金額に対して一部の割合の金額をモノの形で返すのが多くの人の習慣となっています。この割合は不文律なので人によって解釈が異なりますが、少なくて3割程度多くて5割程度とされます。
さてその品物でお返しをする場合にはいろんな意味で気を付けなければなりません。まず第一に気を付けることはタブーとされるモノに該当しないかのチェックとなります。これも不文律なので何が良くて何がダメかという明確な根拠はありません。
また近年はこれに反応しない人も増えてるのですべての人に当てはまるとは限りません。しかしその一部の人からは魚や肉類、カツオや昆布のダシなどはタブーとしてる人がいるので注意となります。次に気を付けることはそのモノが基本消耗品であることです。
というのはこの行為は不祝儀に対するお返しだからです。というわけで世間一般では洗剤やタブーとされない食品などがベターだとされます。この品物選びでは近年は面倒なのでカタログで選ぶように促してる人も多くいます。しかしこれは確かに喪主家族が選ばない点で便利ですが、これも一部の人からは忌み嫌われる原因の1つとなりかねないことを考慮しないとなりません。というのは掲載されてる品物と値段の割に欲しいのがないとぼやかれかねないからです。なのでカタログに安易に頼らずに自分でよくよく考えて決める必要があります。